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6月, 2020の投稿を表示しています

NZでナース:ユニオンの交渉内容2020

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今年の8月でNew Zealand Nurses Organisation(NZNO:ナースのユニオン)のMECA(Multi-Employer Collective Agreement)が期限切れになるので、現在ユニオンが政府に交渉中です。少し前にユニオンメンバーにオンラインのアンケートがあって、それを元に交渉内容をまとめたようです。 主な交渉内容はPay、Workforceなど。 ユニオンは給料について 「NZはナース不足で、海外からのナースが必要。給料が高くないと、ナースは来ないし、他の国に流れちゃうよ!」(要約) と言ってます。 労働環境が良くても給料がそこそこじゃ人は集まらないし、働く人のモチベーションも上がらない。なので、やっぱり給料は一番大事かと。オーストラリアよりも登録条件がまだゆるいNZで看護師登録をして、そこからオーストラリアに行く海外出身ナースもいるし、Kiwiですらオーストラリアに行こうと考えている人がいるのが事実です。 ユニオンメンバーは平均で毎年9%の賃金アップを希望していますが、2018年のストライキで賃金が上がったし、COVID‐19で政府も赤字だろうから、9%アップは現実的にちょっと厳しい交渉ではないかなと思います。 ホスピタルエイド(看護助手)の賃金アップも交渉内容に入ってます。Aged Careで働くCaregiverたちの賃金が何年か前にどかん!と上がったけど、病院で働くホスピタルエイドの賃金は別ということで上がらなかったんですよね。それは気の毒・・・なので、これは実現してもらいたいです。 Workforceとしては、シックリーブを年間10日から15日に! シックリーブ15日も必要か・・?と思ったけど、今病棟スタッフが手術をして自宅療養中なので、必要な人もいますね。 忌引き、育児休暇、家庭内暴力があるスタッフへの対応、駐車場問題、オンコールの上限などの改善も挙げられてます。 私が気になったのは、各シフトでスタッフのレベルのバラつきをなくす、というものです。これは結構重要。たまにですが、重症患者が多いのにシニアナース1人、他は若いナースやENのみ、ということがあります。若いナースやENはできない処置があるので、シニアナースが全てやるか、CTCを呼んで手伝ってもらうこと

人のゴミ箱を使うな

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うちは赤と黄色のビン(収集用のゴミ箱。箱?何ていえばいいの?)を使ってるんですが、おそらくどちらも140Lのものです。 うちのあたりは赤(燃えるゴミ)と黄色(リサイクル)のビンが毎週交互に回収されるのですが、特に黄色のビンは箱とかをつぶして入れても2週間で結構いっぱいになってしまいます。 で、このところうちのビンにゴミを入れる輩がいる。 一度、ディップか何かのプラスチック容器が蓋をしたまま赤いビンに入ってたことがあって、私はそれを知らずに回収日に道路にビンを出したらゴミを回収してくれなかったことがありました。残されたメモには「lid」と書かれてて、なぜ?と思ってビンの中を見たら容器を発見(怒)。それ以降、ビンの中身をたまに確認&赤いビンの上に物を乗せておくようになりました。 ロックダウン中だかレベル3のとき。空の瓶ビール10本くらい+空の段ボール箱とお菓子の袋等が黄色のビンに突っ込まれてて、ビンの蓋が閉まらなくなってた!さすがにこれは頭にきたので、夫が 「自分のゴミは自分のビンに入れろ」 と書置きを残して人の目の付くところ(共有エリア)にビール瓶と段ボールを置いといたら翌日には箱ごと消えてました。 そして2,3日前。うちの黄色のビンの上に大量のインスタント食品が放置!私は仕事で夜11時過ぎに帰ってきたのですが、仕事が激忙しかったこともあり、それを見たら頭が噴火。なので、食品全てを瓶ビールと同じ場所に置いて 「誰かがうちのビンの上に置いてきました。明日の朝、食料品全てを寄付に持っていきます」 とメモを残したら、翌朝には全て消えてました。 一度回収を逃すと4週間分のゴミが溜まることになります。そうなると、潰せる物は潰して入れても140Lのビンでは入りきれなることがあります。ルールを守って小さいゴミを入れるのならまだ許せる。でも、むやみやたらに&大きなゴミをそのままビンにぶち込むのは非常に迷惑、そしてものすごく腹が立つ。 いや、人んちのゴミ箱勝手に使うな。 クリックお願いします! にほんブログ村

NZでナース:ハンドオーバーシート

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日本の病棟勤務のナースだと、仕事開始の30分前に来て患者の情報収集をするのはまだ普通だと思います。もちろんその時間は給料に含まれない、タダ働きです。朝の申し送り後はすぐに薬だ、点滴の準備だ、食事だ~で情報収集している時間はないので、朝早めに来て情報収集するしかないのです。 NZでもそうかというと、それは絶対にありえないです。情報収集するのは、朝の全体の申し送りが終わってから。人それぞれですが、だいたい30分くらいで(コーヒーを飲みながら)情報収集をして、バイタルを測りに行きます。 患者の疾患や状態を知らずに申し送りを受けるのは内容が頭に入らないと思うでしょう。そんなことありません!NZにはハンドオーバーシートがあります! 日本では、患者の名前、せいぜい年齢くらいが書かれている紙をプリントアウトして、それに患者の基本情報、バイタルの件数、検査等を記入してました。 でも、NZのハンドオーバーシートは優秀。病棟によって多少違いはありますが、その内容は患者の名前、年齢、NHI(患者番号)の他に ・既往歴 ・入院時の診断名、オペをしたら術式、オペ日 ・CPRかどうか ・薬 ・食事 ・排泄 ・食事 ・安静度、歩行 ・創 ・検査 ・退院予定日、退院先 ・その他 等がすでに記載されてて、変更や新たな指示があればその都度書き込んでいきます。 それぞれの内容はと言うと 薬:インスリンのスライディングスケールがある、内服時の注意など 食事内容:食事の種類(糖尿病食、腎臓病食など)、とろみが必要か 排泄:自立か介助か失禁か、ストマ、IDC、パッドを使ってればその種類 歩行:自立か要介助か、歩行器を使うならその種類、整形だと荷重も 創:創や褥瘡があれば部位、ステージ 検査:検査の日時、食止めやサーフローが必要ならそれも 退院予定日、退院先:自宅退院か施設か その他:特記すること、例えば転倒があった、検査待ち等。次のシフトでやってもらいたいこと だいたいこんな感じで簡潔に、そしてパッと読んで患者の状態がある程度把握できるようになってます。 これがあれば初めて受け持つ患者についておおまかに理解できるし、術日や安静度がわかることでどのような看護が現在必要なのかカルテを読む前にさらっとアセスメントすることができます。そしてカ

人探し

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一気に冬になったクライストチャーチ。昨日までの2,3日は雨も降って特に寒かったです。 本来なら今日はWellingtonでBon Iverのライヴを観ているはずだったのですが、来年の4月に延期。仕方ない。 It is with great care and empathy to all involved that we announce the rescheduling of the below tour dates in Australia and New Zealand to March / April 2021. pic.twitter.com/btq9ifC1lF — Bon Iver (@boniver) April 23, 2020 昨年の7月、1人でオークランドまでLocal Nativesのライヴを観に行ってきました。 オークランドでお上りさん このとき、隣にいたアジア系の大学生くらいの男の子と話してたんです。彼も1人でLocal NativesのライヴためにWellingtonから来たこと、日本のフェスに行ってみたい、特にサマソニに!、NZには好きなバンドがあまり来ないから日本がうらやましい、好きな音楽(かなりかぶる)などで話が結構盛り上がったのです。 ライヴが終わったのは11時過ぎ。会場はSPARKSアリーナの隣のパブだったのですが、彼はその近く、私はオークランド大学近くのホテルを取ってました。私は歩いて帰る予定でしたが思いのほか道が暗い。なのでタクシーで帰ろうと思ったのですが、タクシーが全くつかまらない。そしたら彼がUberみたいなアプリでタクシーを呼んでくれました。 タクシーに乗るとき「来年の4月にThe Nationalが来るから、そのときにまた会えたらいいね!」と言って私はホテルに帰ったわけです。 で、ホテルに着いて「お会計は?」と運転手に聞いたら「彼が払ってるよ」と。ああ、アプリでタクシーを呼ぶとそうなることを完全に忘れていた。。。運転手にいくらだったかを聞き、次に会った時にお金を返そうと思ったのでした。 3月に行ったPixiesのライヴ(オークランド)で彼を探したけど見つからず(Pixiesは彼の趣味とは違う気がするので来てないと思う)、4月のThe Nationalは12月に延期、Bo

「子どもいる?」

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世界共通の質問 「子どもいる?」 日本では人の関心は国際結婚に向けられるのか、夫について聞かれることのほうが多かったのですが、NZでは「子どもいる?」の質問、とてもよく聞かれます。 同僚に聞かれて「いない」と答えると、それ以上突っ込まれることはほぼありません。 患者に質問されても同様に答えますが、そこから突っ込んでくる人が結構いるのです。特におばさま・おばあさま方。 「Kiwi ベイビーを早く産みなさい!」(夫はKiwiではないので、産まれてもKiwiベイビーではない) 「アジアと欧米の血が混ざるとかわいいわよ!」(万国共通の意識だな) 「早く産むと後が楽よ!」(早いと言える年齢はとうに超えた) 「うちの息子(娘)夫婦は子どもがいなくて~(苦労、寂しい、悲しい話)」(はあ、そうですか) ・・・とにかくいろいろ言われるので、私はいつも 「夫も私もNZで働いて間もないし、今は2人ともキャリアを積んでる途中。それに家も買いたいからまだかな。」 と、実際そのつもりはなくても、当たり障りのない、しかも相手がちょっと納得しそうな返しをするわけです。それでとりあえずその会話を終了させ、次の会話に流れて~がパターンとなってます。 子の有無について聞かれることは別に構いません。私も聞くことあるし。 ただ、「いない」という返答に対して「そうなんだ」で終わらず、そこから上記のように子を産むように勧めてくる心理が理解できないのです。 単なる話のネタか興味本位なだけで、悪気がないのはわかってます。でも、「子どもがいないなら、産んだほうがいいよ」というのは我々のライフスタイルや予定は眼中になく、本当に何も考えもせずに言ってるんだろうなあと。もし私が子を産めない身体だとか、不妊治療で苦しんでいる最中だったらどうするの。取り方や状況によっては、私の心はぶった切られてるかもしれませんよ。いずれにせよ、言われるたびに「この人なあ」と思うのです。 聞くのは構いませんが、ある程度の節度を持ち合わせるようお願い致します。私も気を付けますので。 クリックお願いします! にほんブログ村

お買い物熱上昇中

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ロックダウン中にお金を使うといったら食費とガソリン代くらいだったので、ロックダウン後はその反動からか結構なお買い物をしてました。私も夫も。 2人で買ったのは デロンギのドリップコーヒーメーカー。エスプレッソマシーンを使いこなす自信がないし、そもそも私も夫もアメリカンコーヒーが好きなのです。 使用頻度:毎朝 鋳物鍋。ルクルーゼとかストウブは高いので、Farmersで40%オフだったこちら。赤い鉄のフライパンを持っているので、色を合わせて赤をチョイス。 使用頻度:週1くらい ボードゲーム2つ。夫がひたすらリサーチした結果、OrleansとPandemic Legacyを購入。Pandemic Legacyはかなり人気のようで、入荷待ちしてまで買いました。 使用頻度:ほぼ毎週末 他に、ベーキングトレイを新調。 私個人としては、Kiehlsのクレンジングマスクと長いこと買おうか迷ってた日焼け止め、Keepcup Thermal、夫はサムソンのタブレット(4年くらい私のiPad miniを使ってた)を購入。 ロックダウン後、Queens Birthdayもあってショップはセールだらけ、購買意欲が高まってます。普段、NZには欲しい物がないと思っていたのに! おまけ:シティのNew Worldでもお気に入りのサワードウが購入可能となってました。おススメはCanterbury Multigrain Sourdough です。 クリックお願いします! にほんブログ村