夫の宝物
それは残念ながら私ではなく、包丁です。 ここ2年くらい夫はずっと良い包丁が欲しいと言っていました。それなら、私が日本で使ってたGlobalの包丁とペティナイフを一時帰国のときにNZに持ってくるよ、と話していたのですが、実家を探しても見当たらず、母に聞いても知らない、と。 ならば買おうか、と思って日本で何軒か探し、お手頃価格な藤次郎の包丁を買おうと思ったのですが、欲しいと言っている本人が握って使い心地を確認するべきでは?勝手に私が選んでいいのか?と迷い、結局買わずにNZに帰ってきたのでした。夫にはそう説明しましたが、どうしても欲しかったようで「包丁買ってきてくれなかった」と後から何度も言われました。 そしてポカポカ陽気だった先週末、なぜか急に包丁を買うことに取り憑かれた夫。シティに出かけてある程度用事が済んだときに「今日、絶対に包丁を買う」と。よし、それならとシティの Total Food Equipment に寄り、そこまで多くない種類の中から1時間ほど2人で悩みました。店員さんは防犯上包丁のケースを開けたら側にいなきゃいけないようでしたが、「あなたたちを信用するから」と言ってむこうに行ってしまうくらい悩んで悩んで決めたのが日本の包丁。 旬。牛刀と迷い、無難に三徳包丁を選ぶ。 我々が悩んでいるときに何組か包丁を見ていたお客がいたのですが、みんな「日本の包丁がいいよね」みたいなことを言ってました。なんでだ?と夫に聞いたら「サムライが刀を使ってたからだろう」と。へぇ。 無事に購入し、家に帰ってきてから夫はもうウキウキ&ニヤニヤしながら包丁を眺めていました。そして「友達に送るから写真撮って!」と。そして切れ味を確かめる。 どれどれ 新しい包丁なだけに、もしくはmade in Japanのおかげかはわかりませんが、切れ味がものすごく良いです。玉ねぎのみじん切りもサクサク(最近は面倒なので電動のみじん切り機でばばーっとやってしまうが)、肉の切った断面がきれい。夫はさらテンションが上がってました。 夫は「この包丁を一生大事にする!」と鼻息荒く言ってました。物の扱いが非常に雑な夫、包丁はもちろんのこと他の物も丁寧に大事に扱ってもらいたいです。 我々が買ったこの包丁「旬」ですが、刃物メーカ