NZでナースの就活

私は初めから公立病院勤務希望でした。なので、Canterbury District Health Board (CDHB)で新しい募集が出ると自分ができる分野かどうかを考えて、大丈夫そうだったらCVを送ってましたが、ほとんど書類落ちしていました。

しかしめげずにCVを送り続け、最終的にCDHBの病院でインタビューにたどり着けたのは3件です。うち1件はWest Coast(クライストチャーチから車で3時間くらい)にある小さな公立病院のフルタイムポジションで、電話でのインタビューでした。元々電話がすごく苦手な私にとって、電話インタビューはガチガチの汗ダラダラ。質問も状況設定が多く、答えるとそれに対してまた突っ込まれて途中で怯むこともあり、予想通り残念なお返事を頂きました。

Ruralを含むCDHB管轄の病院のほぼ全てにCVを送ったけどインタビューになかなかたどり着けなくて心が沈んでいく日々を送ってましたが、就活後半、半ばヤケクソ、もうこの際NZ全国で仕事を探そうと思い、Otago、Timaru、 Wellingtonの公立病院のいくつかのポジションに応募したところ、計3件のインタビューの連絡をもらいました。しかしこの時、すでに今回ゲットしたポジションの話が進んでいたのでどれも断ることになったのですが。

私は公立病院をメインに応募していましたが、NZの看護師の働き先は他にプライベートの病院、クリニック、高齢者用施設、障害者用施設、プランケット、刑務所、赤十字、派遣などもあります。日本と変わりませんね。

この中で募集が一番多いのは高齢者用施設です。私は施設はイヤだったけど、就活を始めた頃は募集を見つけるたびに応募してました。条件に「NZでの経験2年以上」とか「InterRAI(高齢者用施設で使われているアセスメントツール)経験者」とかが多かったけど、とりあえずCVを送ってしまえ!って感じです。でも、やはり返事がなかったり、書類で落とされることが続くと私のストレスレベルは上がる一方。それと、同じ施設やグループが頻繁に募集しているケースが結構あって、それを疑問に思うようになり、就活半分過ぎた頃から高齢者施設には応募しませんでした。

他に、プライベートの病院も応募したけど書類落ち。そもそもクライストチャーチのプライベートの病院の病棟の募集は少なく、オペ室の募集が多いです(私はオペ室の経験がないのでそこは応募せず)。クリニックの募集はさらに少なくて、就活中あまり見ませんでした。障害者用施設も募集は少なめで、私はdisabilityの看護がよくわからなかったので応募せず。プランケットは小児に興味なしで応募せず。刑務所は興味があったけどビザの条件が合わなくて応募せず。赤十字は献血の仕事だったのでちょっと考えている間に締め切り。派遣はNZでの経験がないからダメとのお返事。。

私はかなり選んで応募していたほうだと思います。夫はそれが気に入らなくて「全部に応募しろ!」と怒ってましたが、私にも「できる・できない」はあるし、とりあえずの経験のためと思ってイヤな仕事はしたくなかったのです。しかも、これが私のNZでの初めての仕事になるわけだし。おかげで夫とは一時期、過去にないくらい険悪な仲でしたね。

日本であまり就活をしたことがない私でも、ここNZでの就活は日本でよりもはるかに大変なことがわかりました。日本とは違い、完全に買い手市場です。もうしばらくは就活したくないですね。

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