NZで使われる超便利な医療の道具

NZで使われる医療材料は日本とあまり変わらないのですが、日本では見たことも聞いたこともない医療道具(機具?)が使われます。私のNZでの看護師経験の中で「これは便利!安全!」と思ったものを紹介します。

1つめ。

NZでは、というよりオーストラリアでもそうでしたが、患者を移乗させるときはホイストやリフトと呼ばれる患者移乗用の道具が使われます。 

日本では患者を移乗するとき、看護師が患者を抱きかかえて移乗させるのが普通でした。教科書にもそう書かれていたし。しかしNZ人、というかアジア人以外は基本的に縦横デカい。そんなことをしたら、間違いなく自分の腰を痛める、もしくは患者と2人でそのまま倒れると思います。そこでNZでは患者を移動したり持ち上げるためにホイストやリフトを使います。その中でも、私が初めて使ったとき「これはいいな!」と思ったのが

Sara Stedy サラステディ(この記事を書くまでSara Steadyだと思ってた)

言葉で説明するとややこしくなりそうなので、ビデオを見てください。32秒あたりから使い方が見られます。


立ち上がることができても歩けない、歩けるけど不安定、足に荷重をかけられない患者に使われることが多いです。Sara Stedy自体が軽いので、デカい患者の移送も1人でできます。日本でだとこういう患者はナースが抱えて車いすに移乗させてました。私、それが本当に嫌いでね。腰が痛くなるし、患者と密着するのもすっごくイヤだし。

日本語でググっても出てくるので、日本の介護施設などでも使われているのかもしれませんが、私は見たことがありませんでした。


次に「これ、すごい!」と思ったのが、

Freestyle Libre Glucose Monitoring System


今のところ1型糖尿病患者に使われているのしか見たことがありませんが、2型患者も使っているのかな?ググると、他の国でも導入されているようです。

これは、腕に埋め込んである直径4センチくらいの白いボタンみたいなものに黒い機械をかざすと1秒ほどで血糖値が測れるという優れもの。初めて見たときは本当にすごい!と感激しましたね。これだと毎回指に針を刺して血糖値を測るストレスがないし、使用後の針などの処分もナシ。すごいよ、これ!

ただ、NZではこれは保険適応ではないので、最初に結構なお金がかかるのと、埋め込んである部分を2週間ごとに交換する際に100ドルほど支払わなければならないそうです。


お国が違えば使われるものも違う。以上、私がNZの病院で見た便利・すごい物の紹介でした。

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