CDHBの経営危機 - ナースの就職難

クライストチャーチの公立病院の母体であるCDHB、financial crisis です。

What should be done about the CDHB crisis? 


赤字の原因は

・既存の病院の建て替え

Burwood Hospital、Ashburton Hospitalが地震後に建て替えられてます

・Christchurch Hospitalの新しいビル Hagley Hospital Building 建設の遅れ

当初、2018年にできる予定だったけど、建設を急ぎすぎたのかいろいろな仕様が基準を満たしていなかったりで完成が遅れに遅れている

・地震後のファンディング、保険の問題

政府からのファンディング不足?保険会社の払い渋り?

などなど。


赤字への対策としては

Hundred of staff, nurses and services may be axed at Canterbury DHB によると

"The annual plan would cut about $13m in nursing staff costs. Another $3.5m would go by reducing two thirds of the jobs previously available for newly qualified nurses."

ナースの人員削減が進む!

実際、病棟は満床じゃない(満床じゃない分、出勤するナースの数を減らせる)、ナースが退職した後の補充がない、現在のCDHBのナースの募集がFixed Termかパートタイムばかりでフルタイムはほぼありません。

Fixed Termで働く同僚のRNがいますが、彼女は来月の契約終了後の仕事が決まってません。精神科の経験があるのでCDHBで募集があると選ばずに応募しているけど、書類審査が全然通らないとのこと。家を建てたばっかりなのに仕事がないと困る!と窮地に立ってます。

それと、実習に来ているAraの学生が言うには、今年ナースになる予定の看護学生たちが120名くらいいるけど、CDHBでNETP(Nursing Entry to Practice Programme:新卒ナースのための卒後プログラム)の募集が50しかないそう。

人員削減はナースのみならず、医者の募集も減っているとのこと。

なので「今、仕事辞めたら次がないから!」というのが合言葉のようになってます。

CDHBでナースの人員削減・募集減少が続くと、クライストチャーチとその近郊のレストホームでのナースの仕事の募集も減ってくるでしょう。となると、今後しばらくはナースの就職難・・・。


COVID-19の定例放送で人気になったAshley Bloomfieldが8月にクライストチャーチに来てCDHBのトップらと話をして、今度はHealth Minister のChris Hipkinsも近々来るようだけど、一体どうなることやら。そして現在、ナースのユニオンが全国のDHBに賃上げ等の交渉をしているけど、CDHBは賃上げ分を捻出できるのか?と心配です。NZには病院経営専門のコンサルタントいないのかな。


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