NZでナース:給料の話② 諸手当 allowance

※これはCDHB管轄の公立病院の一般病棟で働く私の場合です。私立病院やレストホームなどで働くナースの給与形態とは異なります※

まず初めに、日本で働いていたとき、どのような手当てがあったか考えてみたのですが

・残業代
・通勤手当
・住居手当

これくらいです。他科勤務(精神科、オペ室、救急など)だったり役職が付いてれば他にもあったかもしれませんが、一般病棟勤務・役職なしだとこれが普通かと。

さて、ナースの給料についての続き

NZでナース:給料の話

今回は諸手当についてについてです。NZでもシフト制(パーマネント)で働いているといろいろな手当が付いてきます。ちなみにシフトは

モーニング 6:45~15:15
アフターヌーン 14:30~23:00
ナイト 22:30~7:00

の3交代です。

まず、一番に思いつくのが夜勤手当。日本だと、夜勤1回につき~円で手当てが付きます。都内で働いていたとき、2交代だと12000~15000円、3交代だと4,5000円くらいでした。しかし、NZでは時給に25%加算されます。夜勤とされるのは20時以降働いたときと、ナイトシフトが終わるまで。なので、アフターヌーンシフトだと20~23時の3時間、ナイトシフトだとまるまる働いた時間の給料に25%加算されるということです。

次に、週末働いた場合。こちらは時給に50%加算です。日本では週末に働いても手当てが付いたことはありませんでした。そして、祝日働くと100%加算=時給2倍!となるので、週末や祝日は稼ぎ時です。

手当は他にもあります。

急な勤務交代によって2シフト間に9時間ない場合。例えば、今日アフターヌーンシフトを夜11時までやっている。明日もアフターヌーンシフトあり。しかし、人が足りないので翌日モーニングシフトをすることになったとき。モーニングシフトは6時45分から始まるので、2シフト間に9時間ありません。そんなとき、8時間分の手当てが付くのですが、その内訳が、
最初の3時間:時給の50%
その後5時間:時給そのまま
となってます。正直、アフターヌーンシフトの翌日にモーニングシフトをするのはしんどいけれど、手当てが付くのでまだいいかな、と。

他に、Overtimeをした場合も手当てがつきます。Overtimeが適応されるのは、1日で8時間以上、もしくは2週間で80時間以上働いた場合です。これはマネージャーの承認が必要です。ただ仕事が終わらなくて残ってる(いわゆる残業)というのはOvertimeにはなりません。私はスタッフ不足のため、モーニングシフトからそのまま残ってアフターヌーンシフトもして計16時間働きました。このときは平日だったので
最初の3時間:時給の150%
その後5時間:時給の200%
が支払われました。それと、食事代(7.95ドル:非課税)も支給されました。
ちなみに週末や祝日だと最初の3時間も時給の200%となります。

他にも手当はありますが、一般病棟勤務だと主な手当ては以上だと思います。

注意したいのは、これがカジュアルのコントラクトだと、夜勤、週末、祝日の手当ては同じですが、他の手当てはありません。

働き方にもよりますが(フルタイム、パートタイム、夜勤をやる・やらない等)、年間のサラリーに手当が加わるので、フルタイムで3交代勤務をして、週末もたまに働いていたら実際はDHB MECAに記載されているサラリーよりも多く稼ぐことができます。なので、日本でもですが、ここNZでもナースにとって手当は貴重なのです。

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