ガチの歴史オタ夫にキレる - 映画Dunkirk

私の歴史の知識はせいぜい中学の教科書レベル、高校時代は歴史というより社会科系の勉強をしたくないがために理系に進んだくらいです。逆に夫は本気の歴史オタ。先日も「昔、モンゴルが日本を襲って来たけど、カミカゼのおかげで侵略されずに済んだんでしょ?それ本当にカミカゼのおかげで勝ったと信じてるの?」とかなんとか。ええと、それは確か蒙古襲来とか言うんだっけ、そういや台風が来てどうこうなったような、、なんて考えながら「ああ」みたいな返事をしました。

それはさておき。

歴史、とりわけ戦争ネタが大好きな夫が映画Dunkirkを放って置くはずがありません。しかも自国イギリスのことですし。というわけで、先日義父さんと3人でRiccartonで観て来ました。


事前に夫が、私があまりにも無知なためこの当時のヨーロッパの情勢、ダンカークで何が起きたのか等を詳しく説明してくれましたが、聞いてもやはりあまり興味が持てず「ふーん」程度でした。

映画はダンカークで何が起きたかを陸海空軍、そして市民の視点から追っており、最終的にはその3軍と市民の手によって兵士がダンカークから脱出するというストーリーです。

2時間ちょっとの長い映画が終わったとき、夫はまさかの涙ボロボロ。「え、なんで泣いてんの???」と冷め気味に聞いたら、夫は「過去にこんなことがあって、たくさんの人が死んだんだ。」て。えええ、マジでそんなことで泣いてんの?と驚いたよ。。

帰りの車中、夫のテンションは異様に高く、ずっと映画と戦争の話をしていました。なんでも映画の最後にあったチャーチルのスピーチがとても有名なようで「知ってる?」と聞かれたので「知らない」と答えたら、夫の爆走開始。最終的には「私は歴史を知らなさすぎる」と。

確かに私の歴史レベルはかなり低いです。でもね、言わせてもらいますが、私は日本出身。そもそも学校で習う歴史は自国のことから始まり、そして自国と関係のあった国の歴史を学んでいく。日本から遠い遠いヨーロッパの歴史なんて世界史の教科書でもそこまで詳しく書かれているわけでもないし、ましてや歴史嫌いな私が教科書以上の歴史の勉強をするわけもなく。それで歴史を知らなさすぎると言われるのは心外。

そんなことを怒り気味に夫に言ってたら、義父さんが「自分もアジアの歴史知らない。」と。そうでしょ、義父さん!日本とヨーロッパが地理的に近くて、関係も深ければ私ももっといろいろ知ってるだろうよ!と言ったら夫はだんまり。

映画よりも、この怒りが私のその日のハイライトとなったのでした。

日本では9月に公開のようです。臨場感はすごいので、気になる方は是非ともどうぞ。

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