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心が折れた10月

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この10月は本当に忙しかったです。 複雑な疾患患者が多かったのと、その際に使う医療機器について学ばないといけなかったり、そして病棟の在り方についていっぱいいっぱいになってました。 疾患や医療機器について学べるのはいいこととして、病棟の在り方については、もう少し臨機応変に柔軟性を持てばいいのに・・・と思うことあり。 例えば、ナースBが、重症患者を持っていた私の負担を減らすために良かれとやってくれたことが、それはダメだとマネージャーからBも私も注意され、結局その日の私は重症患者を看る一方で他の業務も同時にやっていかなければならず、他のナースにカバーされながら、どうにかその日を終えたのでした。他のナースたちから「なんでダメなの?」「信じられない」と、私とBを擁護する声をたくさんかけてくれて気持ちは復活したけれど、一度凹んだ気持ちは簡単には戻っておらず、結局その週はシックリーブを取って心の安静を取ることにしたのでした。 その他、小さなことだけど「なんで?」と思うことがちょいちょい発生。いちいち気にしてたら辛くなるだけなので、「私は知らん」でいくことにしました。 11月になって忙しさが減ることはなさそうだけど、勤務時間を週5から週4になるように調整したので、心にゆとりを持って働けそうです。 クリックお願いします! にほんブログ村

ストライキが多いNZ医療業界

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NZのナースが大規模なストライキをして賃上げが叶ったのは昨年7月のお話。 NZナースのストライキ その後ですが、いろいろが職種がストライキをやってます。 覚えている限りですが、 ・薬剤師 ・ジュニアドクター(でもこれは3月のモスク襲撃とかぶったため確か中止になった) ・放射線科技師 放射線科の技師のストライキは先週あって、そのためか外科のオペ数が激減(術後にレントゲン撮影が必要になるため)。そのせいで外科系の病棟が暇だったらしく、うちの病棟にお手伝いにきてくれたナースがいました。 そして、またもや放射線技師(Medical Imaging Technologist)のストライキが本日から木曜日まであるそうです。4日間のストライキは結構長いので、病棟にも影響ありそうです。 クリックお願いします! にほんブログ村

グルテンフリーダイエット中

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グルテンフリーダイエット始めました。 元々、小麦粉を食べすぎるとお腹の調子が悪くなることには気付いていたのですが、3か月前くらいから小麦粉を摂取すると胃から腸から絶不調。お腹が張りすぎてユニフォームのズボンがきついし、おならは多いし、下痢が続くし、立っていられないレベルの胃痛はあるしで、薬が手放せませんでした。 その後、胃の症状は3週間くらいで治まったけど、腸の調子がまだ良くない。ならば、ずっと必要だとは思ってたけれど、なかなか出来ずにいたグルテンフリーダイエットを始めてみようと思ったのです。 でも、完全にグルテンを食事から抜くのは難しい。醤油や味噌にも小麦粉が入っているし。なので「明らかに小麦粉使ってます!」なもの、パン、マフィン、麺、パスタ、ケーキなどを食べないようにしました。 そしたら、完全にグルテンを除去したわけでもないのに、お腹の張りがピタリと止み、下痢もなくなったんですよ!あれだけ苦しんでいたのに!もっと早く始めればよかった! 仕事中にお腹が減ると、病棟に置いてあるおやつをたまに食べるのですが、ビスケット2、3枚でお腹が張ることがあります。先日、献血後にフラフラしたので(いつもする)ビスケットを食べた後もお腹が少し張ってましたね。普段のグルテン摂取を減らしたからか、身体がセンシティブになって、よりグルテンに反応するんですかね。 献血で約500mlの血を抜かれた後のおやつタイム 普段は、主食は米、芋、グルテンフリーのパン、間食にはライスクラッカー(煎餅)など。たまに小麦粉を使ったもの、キッシュ、チーズケーキ(土台がビスケット)、ビスケットなどを食べることもあるけれど、食べたら翌日はグルテンが含まれるものは一切食べないようにしています。夫も私のグルテンフリーダイエットに付き合ってくれてて、私が午後シフトで夕食を一緒に食べないときにパスタやピザを食べてます。 調子がいいので、この先ずっとグルテンフリーダイエットを続けるつもりです。 帰国時に丸亀製麺でぶっかけうどん&天ぷら数種(大好物)を食べてしまいそうですが! クリックお願いします! にほんブログ村

日本人とつるまない理由

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先日、偶然知り合った日本人に 「クライストチャーチに日本人の友達いますか?」 と聞かれたので 「1、2人はいる」 と答えました。そしたら 「日本人とはつるみたくない人なんですか?」 と聞かれました。 日本人の友達が1、2人しかいないと、そう思われてしまうのか。驚いた! 私は、日本人との関わりを避けているのではなく、日本人と知り合う機会がないだけです。知り合う機会を持とうともしてないけど。理由は 職場の病棟には日本人ゼロ。院内にならいるけど、病棟が違うと病院内で偶然会うことなんてほぼない。 子どもがいればその繋がりができるだろうけど、それはない。 日本人コミュニティーとかに参加すればいいのかもしれないけど、新しい環境に飛び込む(ましてやその理由が日本人の友達が欲しいからって!)のは苦手だし、シフトワークをしているとそれに時間を合わせるのが面倒くさい。 休日は夫と出かけることが多いし、夫の友達(国籍様々。日本人はいない)と一緒に会うことも多い。 積極的に「日本人の友達が欲しい!」と思っていない。かと言って「日本人とつるみたくない!」と思っているわけでもない。 そして、今いる少ない日本人の友達で十分楽しい。 「日本人とつるみたくない人ですか?」と聞かれたとき、相手に「そういうわけではないけど、じゃ、どうやって日本人と知り合うの?」と聞いてみたんです。そしたら、相手は返答に困ってました。 日本人の友達がいたらいたで楽しいです。息抜きになるし、日本人でしかわからない感覚を共有できるのは嬉しいし。でも、この先、新天地に行かない限り「積極的に日本人の友達を作ろう!」という気持ちにはならない気がします。要は、現状に満足しているんでしょうね。 クリックお願いします! にほんブログ村

NZでナース:給料の話② 諸手当 allowance

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※これはCDHB管轄の公立病院の一般病棟で働く私の場合です。私立病院やレストホームなどで働くナースの給与形態とは異なります※ まず初めに、日本で働いていたとき、どのような手当てがあったか考えてみたのですが ・残業代 ・通勤手当 ・住居手当 これくらいです。他科勤務(精神科、オペ室、救急など)だったり役職が付いてれば他にもあったかもしれませんが、一般病棟勤務・役職なしだとこれが普通かと。 さて、ナースの給料についての続き NZでナース:給料の話 今回は諸手当についてについてです。NZでもシフト制(パーマネント)で働いているといろいろな手当が付いてきます。ちなみにシフトは モーニング 6:45~15:15 アフターヌーン 14:30~23:00 ナイト 22:30~7:00 の3交代です。 まず、一番に思いつくのが夜勤手当。日本だと、夜勤1回につき~円で手当てが付きます。都内で働いていたとき、2交代だと12000~15000円、3交代だと4,5000円くらいでした。しかし、NZでは時給に25%加算されます。夜勤とされるのは20時以降働いたときと、ナイトシフトが終わるまで。なので、アフターヌーンシフトだと20~23時の3時間、ナイトシフトだとまるまる働いた時間の給料に25%加算されるということです。 次に、週末働いた場合。こちらは時給に50%加算です。日本では週末に働いても手当てが付いたことはありませんでした。そして、祝日働くと100%加算=時給2倍!となるので、週末や祝日は稼ぎ時です。 手当は他にもあります。 急な勤務交代によって2シフト間に9時間ない場合。例えば、今日アフターヌーンシフトを夜11時までやっている。明日もアフターヌーンシフトあり。しかし、人が足りないので翌日モーニングシフトをすることになったとき。モーニングシフトは6時45分から始まるので、2シフト間に9時間ありません。そんなとき、8時間分の手当てが付くのですが、その内訳が、 最初の3時間:時給の50% その後5時間:時給そのまま となってます。正直、アフターヌーンシフトの翌日にモーニングシフトをするのはしんどいけれど、手当てが付くのでまだいいかな、と。 他に、Overtimeをした場合も手当てがつきます。Overtimeが適応されるのは、...

冬の病院は忙しい - スタッフ不足

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冬になると日本の病院はとーーーーーっても忙しくなるのですが、それはここNZでも同じで、ここ2、3か月は信じられないくらい忙しい! そして、ナースも体調を崩す人が多くて、病院全体が連日スタッフ不足でした。 そのおかげでシフトチェンジもよくあって、アフターヌーンシフト(夜11時終わり)をやった翌日にモーニングシフト(朝6時半すぎ始まり)をすること2回。 病院のプールナースが足りず、さらにエージェンシー(派遣)ナースも見つからなくてOverwork(2シフト続けて働く。朝から計16時間勤務!)をする。 4モーニングシフトの翌日がアフターヌーンシフトだったので朝ゆっくり寝てたら、8時に病棟から電話がきて、9時から他の病棟で働けないか頼まれたり(結局9時半から働いた)。 受持ち患者は通常4人のところ、5人になる。 そして先々月だったか、私も久々にひどい風邪をひいてフラッフラだったのでシックリーブ(病欠)の電話をしたらDuty Nurse Managerに「おーーーーーーーまいごーーーーーーーー!」と言われたのはまだ良いほうで、「今、病院はスタッフ不足なの。あなたが休むのなら他の人を探さなきゃならない。」と言われた人もいる。 とにかく冬場の病院は忙しい。暖かくなるのが待ち遠しいです。 疲れたときはアジアンスーパーに寄ってスイカバーを買うのが最近の楽しみになってます。 ルルが写りこんでいる クリックお願いします! にほんブログ村

NZでナース:給料の話

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みんなが気になる給料の話です。 ※これはDistrict Health Board (DHB) 、要は公立病院勤務、DHBが管轄するコミュニティーナース等の給料についてであって、プライベートの病院やレストホームなどで働くナースの給料についてではありません※ NZには北島に15、南島に5つのDHBがあります。そこで働くナースの給料はStepに応じて全て同じです。オークランドだろうが最南インバーカーギルだろうが、どこで働こうとDHB管轄の機関で働いてれば同じStepのナースは同じ給料ということです。 Stepは、Registered Nurse/Midwife だとStep 1(New Grad、新卒)から始まってStep 7 まで。Enrolled NurseだとStep 4までとなってます。通常、1年ごとにStepが上がる仕組みです。ちなみに私はプールナースとして働き始めるとき、日本での経験年数を考慮したStepにしてもらいました。 日本では病院や地域によって基本給に差があったり、昇給も一律に同じというわけでもなく人それぞれだったりするので、同じ病院の同期内でボーナスに差が出ることもあります。が、このNZのStepシステムはそれがない。Registered Nurseの場合、7年目まで同じ給料。能力差があっても同じ給料。ものすごく公平すぎやしませんか?と思ったことがあります。 今回なぜ、私がナースの給料について書いたかというと、8月にペイライズがあったからです。昨年、ナースによるストライキがあって、給料が10%以上アップしました(アップ率はStepや職種によって異なる)。 NZナースのストライキ それとは別で、DHBのナース・ミッドワイフの給料は2年に一度、自動的に3%ずつアップします。まあ、物価の上昇などに合わせた賃上げでしょう。 で、実際どれくらいもらってるの?と思うでしょう。実はDHBのナース・ミッドワイフの給料はネット上で見られるのです。「DHB MECA」で検索してPFDを開くとNZのナース・ミッドワイフについて学べます。興味のある方は是非ご覧を! そこからRegistered Nurse/Registered Midwifeの給料部分を抜粋すると この給料、Step 4以下だと悪くはないけれど、他の専門職やI...