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物乞いされたらどうするか

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町中で、ホームレスが自分のところに来て「金くれ」と言われたらお金をあげますか? イギリス出身で、現在日本の大学で教鞭を取っている人のYoutubeを見ていた夫が 「日本のホームレスって物乞いしないの!?」 と驚きながら聞いてきました。日本にいた頃、箱などを置いて地面に座っている人を極々たまに見た程度、直接物乞いされたことはないし(東京で、ですが)物乞いしているホームレスを見たこともない。なので「たぶんしないんじゃないかな」と答えたら、さらに驚いてました。 そのイギリス人教授によると、日本のホームレスは物乞いを「みっともない」「恥」と考えるそうです。なので、日本のホームレスはほとんど物乞いをしない、と。ああ、すごく日本、日本人ぽい。夫はこれに「ええ!」と笑いながら驚いていました。 わたしは「飯くれにゃー」と頻繁に乞う 私の人生の中で、物乞いにあったのは2度ほど。どちらも海外で、です。 1度目はドイツにて。ミュンヘンの駅で切符を買っていたとき、なんか臭い。。と思ったら隣にホームレスが立ってて、何かいいながら手を出してきました。ドイツ語はわかりませんが、おそらく「金くれ」と言ってたのでしょう。すごく臭うホームレスが自分の真隣にいて、しかも「くれ」って手をしている。しかも物乞いされるの初体験。私が目を見開いたまま無言で固まっていると、ちょっとむこうを見ていたドイツ人友達が気付き、慌ててそのホームレスに小銭をあげました。そして友達は「仕方ないんだよ」と。 2度目はフィリピンで。マーケットみたいなところを友達と歩いていたら、後ろから腕を掴まれたので「なに?」と思って振り向いたら、もう骨と皮しかないような老婆が手を出してきたのです。その見た目が本当に恐ろしくて、「ひいいいいーーー!」と言いながら友達とものすごい勢いで走って逃げました。 このように、物乞いされるのは恐怖でしかなかったのです。 しかし、そのときよりは人生の経験を積んだ今、クライストチャーチでホームレスに「金くれ」と言われたらお金を渡すか。いや、正直まだ迷いそうです。本当に切羽詰まってそうなら渡すかもしれません。しかし正直なところ、お金をあげたらその使い道が気になるので、現物支給したいです。そのほうが私の心に優しいし。夫に同じ質問をした...

夫の宝物

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それは残念ながら私ではなく、包丁です。 ここ2年くらい夫はずっと良い包丁が欲しいと言っていました。それなら、私が日本で使ってたGlobalの包丁とペティナイフを一時帰国のときにNZに持ってくるよ、と話していたのですが、実家を探しても見当たらず、母に聞いても知らない、と。 ならば買おうか、と思って日本で何軒か探し、お手頃価格な藤次郎の包丁を買おうと思ったのですが、欲しいと言っている本人が握って使い心地を確認するべきでは?勝手に私が選んでいいのか?と迷い、結局買わずにNZに帰ってきたのでした。夫にはそう説明しましたが、どうしても欲しかったようで「包丁買ってきてくれなかった」と後から何度も言われました。 そしてポカポカ陽気だった先週末、なぜか急に包丁を買うことに取り憑かれた夫。シティに出かけてある程度用事が済んだときに「今日、絶対に包丁を買う」と。よし、それならとシティの Total Food Equipment に寄り、そこまで多くない種類の中から1時間ほど2人で悩みました。店員さんは防犯上包丁のケースを開けたら側にいなきゃいけないようでしたが、「あなたたちを信用するから」と言ってむこうに行ってしまうくらい悩んで悩んで決めたのが日本の包丁。 旬。牛刀と迷い、無難に三徳包丁を選ぶ。 我々が悩んでいるときに何組か包丁を見ていたお客がいたのですが、みんな「日本の包丁がいいよね」みたいなことを言ってました。なんでだ?と夫に聞いたら「サムライが刀を使ってたからだろう」と。へぇ。 無事に購入し、家に帰ってきてから夫はもうウキウキ&ニヤニヤしながら包丁を眺めていました。そして「友達に送るから写真撮って!」と。そして切れ味を確かめる。 どれどれ 新しい包丁なだけに、もしくはmade in Japanのおかげかはわかりませんが、切れ味がものすごく良いです。玉ねぎのみじん切りもサクサク(最近は面倒なので電動のみじん切り機でばばーっとやってしまうが)、肉の切った断面がきれい。夫はさらテンションが上がってました。 夫は「この包丁を一生大事にする!」と鼻息荒く言ってました。物の扱いが非常に雑な夫、包丁はもちろんのこと他の物も丁寧に大事に扱ってもらいたいです。 我々が買ったこの包丁「旬」ですが、刃物メーカ...

義母さんが残していったもの

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私が日本から帰って来る前にイギリスに永久帰国した義母さん&弟 。自分たちの必要必需品はもちろん持って帰りましたが、売れそうな物は売ったりもしていました。しかし、なんせ必要でない物や、‘ストック’と称して同じ物を大量買いする義母さんですもの、物が減っているはずがない!と思いながら私はNZに帰ってきたのです。 家に帰ってきたら物、特に家具などの大きな物がいくつか減っていたので、家が少しばかりスッキリしたように見えました。いやいや、それは錯覚。台所のカバーを開けたら、それはそれは!な量のストックが山積み。例えば ・パスタは10袋以上(うちスパゲッティ6袋。一部開封済み) ・ ヘルシーな食事に変更したため に買ったであろうブラウンライスが2袋(どちらも開封済み) ・でかいコーンフレーク5箱(1箱開封済み、全て同じ種類)、開封済みの甘いシリアル数箱 ・果物の缶詰多数 ・ゼリーの素10こ以上 冷凍庫には ・冷凍のほうれん草3袋(2袋開封済み) 収納庫の中には ・トイレットペーパー80ロールくらい(!) これらはあくまで例であって、実際はもっといろんな物が各所にぎっちぎちに詰まっていました。 同じ物がいくつもいくつもあることはもう本当にうんざりなんですが(トイレットペーパーは必要だけど80もいらない)、それよりも私がイラっとしたのは「同じパスタが2こ開封済み」とかです。1つが終わってから次を開ければ?と思うのですが。別に難しいことではないです。 夫と話し合って、私たち3人は食べない未開封のもの(缶詰、ゼリーの素、コーンフレーク等)はフードドネーションに持って行くことにしました。捨てるのもアレだし、置いとくのも邪魔だし。 猫たちは本日も平和である それと、私が日本に帰る直前、義母さんは私にいろいろくれたんですが、それが「もう!」な物ばかりで。例えば ・猫が引っ掻きまくってボロボロになったベッドカバー ・古いヨレヨレの毛玉だらけのシーツ ・ダサい柄のハギレ大小様々 など。主に布物を箱いっぱいにくれました。全て「使うでしょ?」という前提の元に。しかし、これら全て見るからに今後使いそうもない物ばかりで、正直「嫌がらせか?」と思ったくらいです。 そのときは「いらない」とも言えずおとなしくもらい、クローゼットに入れておきま...

なんと体重7kg増

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NZに引っ越して来てからかれこれ1年ちょっと経ちますが、タイトルの通り、この間に体重が7kgも増えました。 一昨日、オーストラリアで買ったサイズ6のカジュアルでないパンツ(いわゆるリクルートパンツ)を何気なく履いてみたら、入ることは入るけどパツパツすぎて外では履けない。もう1つ、同じサイズ6のスカート(こちらもリクルート用みたいなの)は以前は幅が広くてダボダボでみっともなかったのですが、今はちょうど良い。ダボつきなし。ものすごく驚きましたよ。 とはいっても、見たところ激太りした!感はありません。おそらくマラソン(最近は7km〜)+筋トレ( 特に尻 )の結果だと思います。かれこれ1年ちょっとで、やっと身体ができてきたのです! しかし、理想身体にはまだまだ遠い。 ジムにいる白人女性はバーベルを何てことなく持ち上げ、肩〜上腕はたくましく、背中の筋肉も隆々!が多くて、それは本当にかっこいいです。しかし、私の理想はそこまで筋肉もりもりではなくていいから、とにかく引き締まった身体です。例えばオーストラリアの有名トレーナーMichelle Bridgesみたいな。 十分筋肉もりもりか これだけ身体が引き締まっていれば、手足が短かろうが、頭がデカかろうが服もそこそこ着こなせるだろうし、お肌の調子もいいし、何より身体を鍛えることで自分に自信がついてくるでしょう。 もうこの際、体重は気にしません。Michelle目指して、もっと引き締まった身体を手に入れることを次の目標にします! が、先週末アイリッシュダンス(クラスに通おうか検討中)をした際に背中を負傷。ジム通いはしばらくお預けなんですが。 体重72kgの夫を持ち上げられるようになった私の背中を夫は「hardだな」と言う。クリックお願いします! 人気ブログランキング

さよなら義母さん&弟

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7月、私が日本からNZに帰って来るのと行き違いで義母さんと弟がイギリスに行きました。行った、というよりは永久帰国です。 私が日本に帰る前から2人でイギリスに帰ることを決めてはいたのですが、なんせもう有言不実行気味な2人なので( これとか )、3月の時点ではいつ帰るか不明。もしかして1年先伸ばしするかも、くらいの話もあったのですが、6月くらいにようやく日を決めて、私が日本を発った日に2人はNZを発ったのでした。 今だから言うけど、弟が来てから私はものすごく家に居づらかったです。それに義母さんが弟ラブすぎて、「なんなの」と思うこともしばしば。そして、日中は2人+私で家にいることが多かったのですが、私はまるで空気扱い。例えば2人で私に何も言わずにArthur's Passまでハイキングやシティにお買い物とか行ってましてね。別に行くことは構わないけれど、「一声掛けてから行けよ」と何度思ったことか。 イギリス帰国が決まってから義母さんは家の物の処分を始めたのですが、処分の仕方も意味がわからない。 義母さん「私とJ(弟)が買った物は全て売るから。」 私と夫のベッド、たんす、机、椅子、義父さんのベッドサイドテーブル、義母さんの乗っている車、義母さんの部屋の家具全て等、終いには冷蔵庫まで売ると。もちろん全て使用中のものです。 義母さんが使っていた物なら好きなように売ってください、と思うけれど、なぜ私たちと義父さんが使用中のものまで売ろうとするのか。そして義母さんは「売るから、自分たちで新しいのなり買って」とまで。言われたときは、もう怒りで頭が爆発寸前でしたが、夫と義父さんに話したらバカバカしくなってきて、「勝手に売ってくれ、おまえが買ったものなんぞいらない」と思うようになりました。 結局、我々が使用中の物は売らずに終わったのですが、私がNZに帰ってきたら家の中の物が大量になくなっててかなりガランとしていました。まあ、物が多い家だったので、スッキリしてよかったと思いますが。 義母さんはずっと「ルルはエディとミリーを怖がってるから一緒にごはんを食べられない!」と言い、ルルのみ義母さんの部屋でごはんを与えていたのですが、私がNZに帰って来たその日から3匹こうして一緒に食べてるし。 ということで、今は夫、義父さん、私の3人で生活していますが...

ガチの歴史オタ夫にキレる - 映画Dunkirk

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私の歴史の知識はせいぜい中学の教科書レベル、高校時代は歴史というより社会科系の勉強をしたくないがために理系に進んだくらいです。逆に夫は本気の歴史オタ。先日も「昔、モンゴルが日本を襲って来たけど、カミカゼのおかげで侵略されずに済んだんでしょ?それ本当にカミカゼのおかげで勝ったと信じてるの?」とかなんとか。ええと、それは確か蒙古襲来とか言うんだっけ、そういや台風が来てどうこうなったような、、なんて考えながら「ああ」みたいな返事をしました。 それはさておき。 歴史、とりわけ戦争ネタが大好きな夫が映画Dunkirkを放って置くはずがありません。しかも自国イギリスのことですし。というわけで、先日義父さんと3人でRiccartonで観て来ました。 事前に夫が、私があまりにも無知なためこの当時のヨーロッパの情勢、ダンカークで何が起きたのか等を詳しく説明してくれましたが、聞いてもやはりあまり興味が持てず「ふーん」程度でした。 映画はダンカークで何が起きたかを陸海空軍、そして市民の視点から追っており、最終的にはその3軍と市民の手によって兵士がダンカークから脱出するというストーリーです。 2時間ちょっとの長い映画が終わったとき、夫はまさかの涙ボロボロ。「え、なんで泣いてんの???」と冷め気味に聞いたら、夫は「過去にこんなことがあって、たくさんの人が死んだんだ。」て。えええ、マジでそんなことで泣いてんの?と驚いたよ。。 帰りの車中、夫のテンションは異様に高く、ずっと映画と戦争の話をしていました。なんでも映画の最後にあったチャーチルのスピーチがとても有名なようで「知ってる?」と聞かれたので「知らない」と答えたら、夫の爆走開始。最終的には「私は歴史を知らなさすぎる」と。 確かに私の歴史レベルはかなり低いです。でもね、言わせてもらいますが、私は日本出身。そもそも学校で習う歴史は自国のことから始まり、そして自国と関係のあった国の歴史を学んでいく。日本から遠い遠いヨーロッパの歴史なんて世界史の教科書でもそこまで詳しく書かれているわけでもないし、ましてや歴史嫌いな私が教科書以上の歴史の勉強をするわけもなく。それで歴史を知らなさすぎると言われるのは心外。 そんなことを怒り気味に夫に言ってたら、義父さんが「自分もアジアの歴史知らない。」と。そうでしょ、義父さ...

私も思っていたよ、これ!

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我が家は生鮮食料品はできるだけスーパーで買わないようにしています。というのも、野菜は八百屋の方が断然安いし、種類も多い。肉は肉屋の方が断然安いし、品がいいからです。 本日読んだこのニュース。私もずっとずっとずっと思っていましたよ。 http://www.nzherald.co.nz/business/news/article.cfm?c_id=3&objectid=11904408&ref=NZH_fb 要約すると、NZの大手スーパーであるCountdownの鶏肉は調理すると水がものすごい出てくる=水を注入して大きくして店頭に並べているというのを消費者がSNSで指摘。そしてそれが Commerce Commission(New Zealand's competition enforcement and regulatory agencyだそうです)まで話が行った、ということです。 もうね、本当にCountdownの鶏肉、特に胸肉は最悪なんですよ。売られているのはそこそこ大きいので、最初は「ステロイド使ってる?」と思ったくらいです。そして料理をすると結構な量の水が出てきます。なので、買ったときよりもだいぶ小さくなるという。 このSNSに投稿した人は「チキンの野菜炒めを作ろうとしたらチキンスープになった」と言ってますが、決して大袈裟に言ってるわけではなく事実だと思います。鶏肉2kgから水500mlが出たと記事には書いてますが、まあそれくらあるだろうな、と納得できる数字です。 私もNZに来て初めの頃はCountdownの鶏肉を買うことがありましたが、鶏肉を炒めたりすると水が大量に出てくるので、毎回その水だけを捨てていました。夫も私もそれが本当に不快で、「もうスーパーで肉は買わない!」と決めてからは急に必要になったとき以外は買わなくなりました。 では、肉屋で買う鶏肉は水が出ないのか?と言ったら、出ます。しかし、その量は断然少なく、捨てなければならないほどの量ではありません。あと、もう1つNZの大手スーパーであるNew Worldでも何度か鶏肉を買ったことがありますが、それはどうだったか記憶にないので、全てのスーパーの鶏肉がこうなのかどうかはわかりません。 鶏肉を卸している会社は「水を加えてない」と言っているそうで...