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NZ移住後の親問題

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国にいる親のことではなく、NZ移住の際に一緒に連れてきた親たちについてです。 病院で働いていると、高齢の非英語圏出身の患者を見ます。中でも中国、インドが多いですが、他のアジア、東欧などの国出身もたまにいます。このような患者の特徴は、英語をあまり話せない、もしくは全く話せません。 英語を話せない高齢患者を受け持ったとき、コミュニケーションが取れないので本当に大変です。中国出身の患者なら漢字を書いて最低限のコミュニケーションを取ることができますが(例えば、痛、排便など)それ以外の言語だと、どうしていいのかわからない。たまにグーグル翻訳や通訳アプリを使って説明することもあるけれど、患者がどの程度理解しているのか疑問です。 50、60代なら理解力もあって大丈夫だけど、70代後半~の高齢になると認知に問題がある場合が多いので、椅子に座ってもらうだけでも一苦労です。椅子に座ってもらいたいとき、椅子をポンポン叩きながら「ここに座って!この椅子!」と言って座る動作をしたり、トイレを指してひたすら「トイレに行こう!トイレ!」と英語で言ったりしてます。患者は理解できない言語でいろいろ言われて、そりゃ更に混乱するでしょうね。 こちらとしては、認知機能に問題があって指示に従えないのか、それとも単にLanguage Barrierのせいなのか、そのアセスメントもできない。入院時に基本的な情報(アナムネ)を取ることもできません。 患者の家族が付き添っている場合もありますが、だいたいが配偶者で、こちらもまた英語が話せないことがほとんど。その子や孫になると英語が話せるので通訳を任せることがありますが、子や孫の多くは日中働いてて、病院に来るとしても夕方や夜のちょっとの時間や週末などで、平日の日中、一番忙しいときにはいません。 子や孫が来たときに必要最低限の言葉、例えばトイレ、シャワー、薬、痛い、だるい、飲みたい・食べたい、などを紙に書いてもらい、日中はそれを使って患者とコミュニケーションを取ったりしています。 同じ国出身のナースや医者がいれば通訳をお願いしたりしますが、常にいるわけでもない。中国やインドなんて言語が多いので、同じ国出身でも通じないときもある。ならばプロの通訳を呼べば?と思うかもしれませんが、通訳もタダではないので日常のケアのために通訳を使うなんてことはまず

SEEK経由で仕事のお誘い

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NZで就活していると、多くの人がSEEKを使うと思います。 SEEKには自分の経歴、どのような仕事を探しているかなどを載せたり、CVをアップすることができるのですが、私も就活中はそれを活用していました。 少し前なんですが、なんとSEEK経由でとあるAged Careの施設から「うちの施設でナースを探しているんだけど、興味ありませんか?」とメールがきました。その内容も一斉送信されたものではなく、私のCVを読んだのかなと思わせるものでした。ちなみに経歴などは一切アップデートしておらず、2年前のままです。 その施設はNZではかなり大きなAged Careのグループで、私が仕事を探していたとき、最低2回はそのグループのナースの仕事にアプライしたけど返事すらもらえなかった・CVで落とされたところです。 私はAged Careで働くのはイヤだし、ましてや転職しようだなんて今は全く考えていないので返事をしませんでした。 ナースでもSEEK経由でお誘いが来るものなんですね。意外でした。 クリックお願いします! にほんブログ村

心が折れた10月

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この10月は本当に忙しかったです。 複雑な疾患患者が多かったのと、その際に使う医療機器について学ばないといけなかったり、そして病棟の在り方についていっぱいいっぱいになってました。 疾患や医療機器について学べるのはいいこととして、病棟の在り方については、もう少し臨機応変に柔軟性を持てばいいのに・・・と思うことあり。 例えば、ナースBが、重症患者を持っていた私の負担を減らすために良かれとやってくれたことが、それはダメだとマネージャーからBも私も注意され、結局その日の私は重症患者を看る一方で他の業務も同時にやっていかなければならず、他のナースにカバーされながら、どうにかその日を終えたのでした。他のナースたちから「なんでダメなの?」「信じられない」と、私とBを擁護する声をたくさんかけてくれて気持ちは復活したけれど、一度凹んだ気持ちは簡単には戻っておらず、結局その週はシックリーブを取って心の安静を取ることにしたのでした。 その他、小さなことだけど「なんで?」と思うことがちょいちょい発生。いちいち気にしてたら辛くなるだけなので、「私は知らん」でいくことにしました。 11月になって忙しさが減ることはなさそうだけど、勤務時間を週5から週4になるように調整したので、心にゆとりを持って働けそうです。 クリックお願いします! にほんブログ村

ストライキが多いNZ医療業界

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NZのナースが大規模なストライキをして賃上げが叶ったのは昨年7月のお話。 NZナースのストライキ その後ですが、いろいろが職種がストライキをやってます。 覚えている限りですが、 ・薬剤師 ・ジュニアドクター(でもこれは3月のモスク襲撃とかぶったため確か中止になった) ・放射線科技師 放射線科の技師のストライキは先週あって、そのためか外科のオペ数が激減(術後にレントゲン撮影が必要になるため)。そのせいで外科系の病棟が暇だったらしく、うちの病棟にお手伝いにきてくれたナースがいました。 そして、またもや放射線技師(Medical Imaging Technologist)のストライキが本日から木曜日まであるそうです。4日間のストライキは結構長いので、病棟にも影響ありそうです。 クリックお願いします! にほんブログ村

グルテンフリーダイエット中

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グルテンフリーダイエット始めました。 元々、小麦粉を食べすぎるとお腹の調子が悪くなることには気付いていたのですが、3か月前くらいから小麦粉を摂取すると胃から腸から絶不調。お腹が張りすぎてユニフォームのズボンがきついし、おならは多いし、下痢が続くし、立っていられないレベルの胃痛はあるしで、薬が手放せませんでした。 その後、胃の症状は3週間くらいで治まったけど、腸の調子がまだ良くない。ならば、ずっと必要だとは思ってたけれど、なかなか出来ずにいたグルテンフリーダイエットを始めてみようと思ったのです。 でも、完全にグルテンを食事から抜くのは難しい。醤油や味噌にも小麦粉が入っているし。なので「明らかに小麦粉使ってます!」なもの、パン、マフィン、麺、パスタ、ケーキなどを食べないようにしました。 そしたら、完全にグルテンを除去したわけでもないのに、お腹の張りがピタリと止み、下痢もなくなったんですよ!あれだけ苦しんでいたのに!もっと早く始めればよかった! 仕事中にお腹が減ると、病棟に置いてあるおやつをたまに食べるのですが、ビスケット2、3枚でお腹が張ることがあります。先日、献血後にフラフラしたので(いつもする)ビスケットを食べた後もお腹が少し張ってましたね。普段のグルテン摂取を減らしたからか、身体がセンシティブになって、よりグルテンに反応するんですかね。 献血で約500mlの血を抜かれた後のおやつタイム 普段は、主食は米、芋、グルテンフリーのパン、間食にはライスクラッカー(煎餅)など。たまに小麦粉を使ったもの、キッシュ、チーズケーキ(土台がビスケット)、ビスケットなどを食べることもあるけれど、食べたら翌日はグルテンが含まれるものは一切食べないようにしています。夫も私のグルテンフリーダイエットに付き合ってくれてて、私が午後シフトで夕食を一緒に食べないときにパスタやピザを食べてます。 調子がいいので、この先ずっとグルテンフリーダイエットを続けるつもりです。 帰国時に丸亀製麺でぶっかけうどん&天ぷら数種(大好物)を食べてしまいそうですが! クリックお願いします! にほんブログ村

日本人とつるまない理由

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先日、偶然知り合った日本人に 「クライストチャーチに日本人の友達いますか?」 と聞かれたので 「1、2人はいる」 と答えました。そしたら 「日本人とはつるみたくない人なんですか?」 と聞かれました。 日本人の友達が1、2人しかいないと、そう思われてしまうのか。驚いた! 私は、日本人との関わりを避けているのではなく、日本人と知り合う機会がないだけです。知り合う機会を持とうともしてないけど。理由は 職場の病棟には日本人ゼロ。院内にならいるけど、病棟が違うと病院内で偶然会うことなんてほぼない。 子どもがいればその繋がりができるだろうけど、それはない。 日本人コミュニティーとかに参加すればいいのかもしれないけど、新しい環境に飛び込む(ましてやその理由が日本人の友達が欲しいからって!)のは苦手だし、シフトワークをしているとそれに時間を合わせるのが面倒くさい。 休日は夫と出かけることが多いし、夫の友達(国籍様々。日本人はいない)と一緒に会うことも多い。 積極的に「日本人の友達が欲しい!」と思っていない。かと言って「日本人とつるみたくない!」と思っているわけでもない。 そして、今いる少ない日本人の友達で十分楽しい。 「日本人とつるみたくない人ですか?」と聞かれたとき、相手に「そういうわけではないけど、じゃ、どうやって日本人と知り合うの?」と聞いてみたんです。そしたら、相手は返答に困ってました。 日本人の友達がいたらいたで楽しいです。息抜きになるし、日本人でしかわからない感覚を共有できるのは嬉しいし。でも、この先、新天地に行かない限り「積極的に日本人の友達を作ろう!」という気持ちにはならない気がします。要は、現状に満足しているんでしょうね。 クリックお願いします! にほんブログ村

NZでナース:給料の話② 諸手当 allowance

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※これはCDHB管轄の公立病院の一般病棟で働く私の場合です。私立病院やレストホームなどで働くナースの給与形態とは異なります※ まず初めに、日本で働いていたとき、どのような手当てがあったか考えてみたのですが ・残業代 ・通勤手当 ・住居手当 これくらいです。他科勤務(精神科、オペ室、救急など)だったり役職が付いてれば他にもあったかもしれませんが、一般病棟勤務・役職なしだとこれが普通かと。 さて、ナースの給料についての続き NZでナース:給料の話 今回は諸手当についてについてです。NZでもシフト制(パーマネント)で働いているといろいろな手当が付いてきます。ちなみにシフトは モーニング 6:45~15:15 アフターヌーン 14:30~23:00 ナイト 22:30~7:00 の3交代です。 まず、一番に思いつくのが夜勤手当。日本だと、夜勤1回につき~円で手当てが付きます。都内で働いていたとき、2交代だと12000~15000円、3交代だと4,5000円くらいでした。しかし、NZでは時給に25%加算されます。夜勤とされるのは20時以降働いたときと、ナイトシフトが終わるまで。なので、アフターヌーンシフトだと20~23時の3時間、ナイトシフトだとまるまる働いた時間の給料に25%加算されるということです。 次に、週末働いた場合。こちらは時給に50%加算です。日本では週末に働いても手当てが付いたことはありませんでした。そして、祝日働くと100%加算=時給2倍!となるので、週末や祝日は稼ぎ時です。 手当は他にもあります。 急な勤務交代によって2シフト間に9時間ない場合。例えば、今日アフターヌーンシフトを夜11時までやっている。明日もアフターヌーンシフトあり。しかし、人が足りないので翌日モーニングシフトをすることになったとき。モーニングシフトは6時45分から始まるので、2シフト間に9時間ありません。そんなとき、8時間分の手当てが付くのですが、その内訳が、 最初の3時間:時給の50% その後5時間:時給そのまま となってます。正直、アフターヌーンシフトの翌日にモーニングシフトをするのはしんどいけれど、手当てが付くのでまだいいかな、と。 他に、Overtimeをした場合も手当てがつきます。Overtimeが適応されるのは、

冬の病院は忙しい - スタッフ不足

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冬になると日本の病院はとーーーーーっても忙しくなるのですが、それはここNZでも同じで、ここ2、3か月は信じられないくらい忙しい! そして、ナースも体調を崩す人が多くて、病院全体が連日スタッフ不足でした。 そのおかげでシフトチェンジもよくあって、アフターヌーンシフト(夜11時終わり)をやった翌日にモーニングシフト(朝6時半すぎ始まり)をすること2回。 病院のプールナースが足りず、さらにエージェンシー(派遣)ナースも見つからなくてOverwork(2シフト続けて働く。朝から計16時間勤務!)をする。 4モーニングシフトの翌日がアフターヌーンシフトだったので朝ゆっくり寝てたら、8時に病棟から電話がきて、9時から他の病棟で働けないか頼まれたり(結局9時半から働いた)。 受持ち患者は通常4人のところ、5人になる。 そして先々月だったか、私も久々にひどい風邪をひいてフラッフラだったのでシックリーブ(病欠)の電話をしたらDuty Nurse Managerに「おーーーーーーーまいごーーーーーーーー!」と言われたのはまだ良いほうで、「今、病院はスタッフ不足なの。あなたが休むのなら他の人を探さなきゃならない。」と言われた人もいる。 とにかく冬場の病院は忙しい。暖かくなるのが待ち遠しいです。 疲れたときはアジアンスーパーに寄ってスイカバーを買うのが最近の楽しみになってます。 ルルが写りこんでいる クリックお願いします! にほんブログ村

NZでナース:給料の話

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みんなが気になる給料の話です。 ※これはDistrict Health Board (DHB) 、要は公立病院勤務、DHBが管轄するコミュニティーナース等の給料についてであって、プライベートの病院やレストホームなどで働くナースの給料についてではありません※ NZには北島に15、南島に5つのDHBがあります。そこで働くナースの給料はStepに応じて全て同じです。オークランドだろうが最南インバーカーギルだろうが、どこで働こうとDHB管轄の機関で働いてれば同じStepのナースは同じ給料ということです。 Stepは、Registered Nurse/Midwife だとStep 1(New Grad、新卒)から始まってStep 7 まで。Enrolled NurseだとStep 4までとなってます。通常、1年ごとにStepが上がる仕組みです。ちなみに私はプールナースとして働き始めるとき、日本での経験年数を考慮したStepにしてもらいました。 日本では病院や地域によって基本給に差があったり、昇給も一律に同じというわけでもなく人それぞれだったりするので、同じ病院の同期内でボーナスに差が出ることもあります。が、このNZのStepシステムはそれがない。Registered Nurseの場合、7年目まで同じ給料。能力差があっても同じ給料。ものすごく公平すぎやしませんか?と思ったことがあります。 今回なぜ、私がナースの給料について書いたかというと、8月にペイライズがあったからです。昨年、ナースによるストライキがあって、給料が10%以上アップしました(アップ率はStepや職種によって異なる)。 NZナースのストライキ それとは別で、DHBのナース・ミッドワイフの給料は2年に一度、自動的に3%ずつアップします。まあ、物価の上昇などに合わせた賃上げでしょう。 で、実際どれくらいもらってるの?と思うでしょう。実はDHBのナース・ミッドワイフの給料はネット上で見られるのです。「DHB MECA」で検索してPFDを開くとNZのナース・ミッドワイフについて学べます。興味のある方は是非ご覧を! そこからRegistered Nurse/Registered Midwifeの給料部分を抜粋すると この給料、Step 4以下だと悪くはないけれど、他の専門職やI

オークランドでお上りさん

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先日、オークランドに行ってきました。1人で! というのも、平日にどうしても見たいバンドのライヴがオークランドであって、夫は平日に2日休みを取るのは難しい、そしてそのバンドのことを知らない、と言うので、ならば1人で行っちゃいますね!となったわけです。 久々の1人旅行、1人ライヴ、東京にいたときを思い出すね! 今回の旅行はライヴがメインなので、それ以外は特に予定も立てず、食べたい物と行きたいお店だけ目星をつけて行きました。 スカイバスの窓より オークランドには数年前に一度来たことがあるのですが、その滞在中はずっと豪雨で歩くのも嫌になり、クイーンストリートのスタバでひたすらコーヒーを飲んでたのを思い出したよ! スカイバスの窓よりセフォラ~! 化粧品大好き!というわけでもないのですが、いるだけでテンションが上がっちゃうセフォラにも行きました。そこで数点お買い物しましたが、こんなに高いの!と会計時に目玉が飛び出た。 ラーメン~! クライストチャーチでは美味しいラーメンにありつけないので、オークランドでは是非行かねば!と、シティに到着して鼻息荒くしながら向かいました。 辻利のミルクレープ~! 流行り物も行かないとね!って、もうオープンしてだいぶ経ってますが、日本でも行ったことのない辻利で抹茶のミルクレープを頬張る。が、ミルクレープはいつも最後まで食べきれないことを完全に忘れてて、最後のほうはちょっと辛かった。 夫がいないのでひたすらアジア飯~! 夫がいるとアジア料理が続くのもかわいそうと思って遠慮するのですが、ここは1人なので滞在中はアジア飯のみを食べました。ちなみに翌日もワンタン。ワンタン命。 オークランド大学近くのホテルの窓より オークランドはクライストチャーチと比べ物にならないほど大きな街ですね。人が多い、高いビルが多い、店が多い。NZの人口のほとんどがオークランドに密集しているのも納得です。 そして、オークランドは坂が多い!お天気が良かったのでシティからニューマーケットまで歩いたのですが、途中で丘を2つくらい超えたような。普段歩かないし、クライストチャーチのは平坦な道ばかりなのでいい運動になり、帰りの飛行機では離陸前に寝てました。

NZでナース:患者にされてイヤだったこと

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CDHBの病院で働き始めて1年ちょっとですが「これは本当にイヤだな」と思う出来事がいくつかありました。 一番イヤだったのは、患者からのあからさまな人種差別! 以前にも人種差別じゃ?てことはありましたが( ほがらかに人種差別 )、このときは確実に悪意を感じたし、その患者は一緒にいたインド系フィジー人のスタッフにも悪態をついてました。 オーストラリアでも悪意のある嫌がらせを受けて心が折れたことがありますが、今回はインド人スタッフが一緒にいたので、そこまで凹むこともなく終えることができました。 その後、私がしたことはその日のインチャージナース(リーダー)に報告です。すると、インチャージのナースは次の日から私がその患者を受け持たないように配慮してくれて、申し送り時にも出来事を皆に伝えました。そして、私も記録に残しました。 次に、患者からのセクハラ。 私が何かを説明しながら男性患者の血圧を測ろうとしたら、患者がいきなり私の頬を触ってきた!これは本当に気持ち悪かったけど、私は平静を装って無言でその手を払いのけました。でも、これがよくなかったのかもしれない。 次の日だったか、この患者に処置をしてて私の両手がふさがっているとき、患者は私の頭を撫で始めた!すぐに処置が終わったのでその場をさっと離れたけど、これも気持ち悪かった。。ここで思ったのが、不快なことをされたらピシャリと言うべきですね。頬を触られたときに何も言わなかったので、なめられたのかもしれないです。もちろんこの後、マネージャーなどに報告しました。 その後、この患者を受け持つことはありませんでしたが、患者を病棟内で見るたび正直気持ち悪かったです。 そして、認知症患者からの罵倒。 これは仕方ないと思います。認知症患者の場合、スイッチが入ると抑えきれないので。普段は穏やかでおもしろいおじいちゃん患者でしたが、あるスポーツの元NZ代表というだけあって、体格がいいし、声もやたらデカいので怒鳴られたときは正直怖かったです。私は「That's enough」と言って病室を去りました。 以上、私の記憶に残る患者にされたイヤなこと3つでした。 Kiwiナースたちを見てると、患者にイヤなことをされたら言い返したり、厳しく的確に対応しているんですよね。私は笑って済ませることはしないけ

クライストチャーチのヒップスターなカフェでランチ

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私はカフェにほとんど行きません。 全く行かないわけではなく、外出したとき、時間つぶしが必要になってコーヒーを1杯だけってのはありますが、それ以外で「カフェランチしよう」というのはありません。なのでカフェ事情にはとても疎いです。 しかし、少し前からその前を通り過ぎるたびに「おしゃれだなあ」と店内をじろじろ見てしまうカフェがありました。ちょうど友達に会う予定があり、彼女もこのカフェが気になる!ということで行ったのがこちら Unknown Chapter Coffee Roasters  天井からぶら下がるドライフラワーが素敵! 私はベネディクト(NZ$ 20.5)をオーダー。 ででーん サワードウ2枚の上に半熟卵2こ、大きなスモークアカロアサーモン(マッシュルーム、ベーコンもあり)とほうれん草が乗ってました。サーモンと半熟卵を絡めてサワードウと一緒に食べると、とても美味しかったです。卵2ことサーモンの脂でかなりお腹いっぱいになったカフェランチでした。 コーヒーはもう少し苦みが欲しかった クリックお願いします! にほんブログ村

嬉しいけど悩めるジョブオファー2つ

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少し前なんですが、プールナースとしてA病棟で働いていたとき、マネージャー(師長さん)に産休の穴埋めポジション(6か月コントラクト)を打診されました。 A病棟は、私が病院で働き始めたときにオリエンテーションを3週間近くやってくれた病棟です。その後もそこで病欠の人のポジションを短期でカバーしたり、プールナースとして働く機会が多かったため、A病棟スタッフや他のプールナースから、私はすでにA病棟のレギュラーメンバーだと思われるほど度々働いてました。 私はA病棟は好きだったし、慣れてて働きやすかったのでマネージャーから話を頂いたときに迷うことなくOKし、「じゃコントラクトが始まるのは1か月ちょっと先ね~」と話を終えました。 その後、別の日にB病棟でプールナースとして働いていてたとき、B病棟のマネージャーから、なんとまた産休の穴埋めポジション(こちらは9か月)を打診されました。コントラクト開始はすぐに、そして、コントラクトが終了したときにフルタイム・パーマネントのポジションをオファーするとまでも! 短期コントラクトですが、オファーを同時期に2つももらえるとは!嬉しいけれど、すごく悩む。 B病棟のマネージャーには、A病棟からオファーをもらってそれをすでにOKしていることを話し、少し考える時間を頂きました。 A病棟の診療科自体はすごく好きというわけではないけれど、しばらく働いて知識もだいぶ付いてきた。そして、病棟やスタッフに慣れているので働きやすい。 B病棟は、日本で経験があり、一番好きな診療科。パーマネント、フルタイムのオファーを約束してくれている。プールナースとしてB病棟で働いたのは数回のみ。 条件がいいのはB病棟です。でも、A病棟にはすでにOKと言ってあるのに、それを断ってB病棟のオファーを受けるのは失礼じゃない?B病棟はあまり働いたことないし、疾患や処置などはA病棟よりも複雑なのでさらに学びが必要だけど大丈夫?などなど、相談して考えた結果、 B病棟のオファーを受けることにしました! A病棟のマネージャーにはB病棟のオファーを受けることを話したところ、理解してくれて一安心。 その後、B病棟の手続きを始めるにはHRを通して正規のプロセスが必要ということで、CDHBのJob Searchを通し

なんだこれと思って食べたら謎の植物だった

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先日、午後勤務のとき、誰かがフルーツと野菜のプレートと寿司を持ってきてくれたので、みんなでそれを囲んで夜の休憩を取っていました。 フルーツのプレートにはキウイフルーツ、いちご、メロンなどと一緒に見慣れない赤い果物?があったので、それは何かと聞いたら「Tree tomato」と。へー、そんな果物あるんだと思って食べたら、少し酸っぱいけど美味しい。でも、これ前に食べたことある??と思ってたら別の人が「美味しいでしょ、タマリロとも言うんだよ。」と。 タマリロか! 謎の植物 Tamarillo を食す 初めてタマリロを食べた時は「可もなく不可もなくだな」と思い、それ以降買うこともありませんでした。夫が一度、タマリロを砂糖で煮たものを頂いてきたのでそれを少し食べたけど、味も覚えてなかったし、タマリロの存在自体を忘れてた!のですが、熟れたタマリロは美味しい。トマトぽさが減って、青臭さもない。ということで、さっそく八百屋でタマリロを大量に買ってきて毎日食べてます。 ビタミンCと鉄分が豊富ですって こうやって切ったほうが食べやすい 冬の野菜が減る時期のビタミン摂取にもってこいです。すぐ食べたいのなら、触ってみて柔らかいものを買うことをおススメします。ちなみに皮は固いので食べられません。 クリックお願いします! にほんブログ村

クライストチャーチの美味しいパン屋

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私は日本の甘くて柔らかい生地のパンよりも、甘くないハード系のパン、特にサワードウsourdough が好きです。 クライストチャーチ近辺でいろいろなパン屋のサワードウを試していたのですが、やっと!味、値段とも一番だなと思ったサワードウを見つけました。 REAL Bread Kitchen   こちらのサワードウの生地はかなりモチモチで、酸味が強く、私の好み!スライスしてちょっと焼くとモチモチ度がアップしてさらに美味しい! 穴が多いのは美味しい証拠(と思っている) 店舗を構えていないので、おそらくカフェなどへの卸しがメインだと思います。でも、時々、八百屋などで売っていたり、金曜日の午後3時から Phillipstown にある工場で焼き立てのパンを売っています(少年が店番だと、手掴みでパンを袋に入れてくれる!) 工場の住所 16 Gatherer St, Phillipstown  オレンジのドアが目印 3時ちょうどに行くのをおススメします。3時半では殆ど残ってません。 ************ 他に、美味しいけれど値段が高いなとか、うちから遠かったりでリピートにはならなかったパン屋はこちら。 Bellbird Baked Goods The Tannery(おしゃれなショッピングモール、全体的に高い)内にあるパン屋さん。こちらはサワードウも美味しいけれど、クロワッサンなどのペイストリーもおススメします。しかし、高い。 Vic's シティ内にある同名のカフェのパンをこちらで焼いてて、その販売もしている。こちらのパンも美味しいけれど、やや高い&Ferrymead まで家から遠いので気が向いたら行く程度です。 以上、私が思う美味しいパン(サワードウ)紹介でした。 クリックお願いします! にほんブログ村

NZで使われる超便利な医療の道具

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NZで使われる医療材料は日本とあまり変わらないのですが、日本では見たことも聞いたこともない医療道具(機具?)が使われます。私のNZでの看護師経験の中で「これは便利!安全!」と思ったものを紹介します。 1つめ。 NZでは、というよりオーストラリアでもそうでしたが、患者を移乗させるときはホイストやリフトと呼ばれる患者移乗用の道具が使われます。  日本では患者を移乗するとき、看護師が患者を抱きかかえて移乗させるのが普通でした。教科書にもそう書かれていたし。しかしNZ人、というかアジア人以外は基本的に縦横デカい。そんなことをしたら、間違いなく自分の腰を痛める、もしくは患者と2人でそのまま倒れると思います。そこでNZでは患者を移動したり持ち上げるためにホイストやリフトを使います。その中でも、私が初めて使ったとき「これはいいな!」と思ったのが Sara Stedy サラステディ(この記事を書くまでSara Steadyだと思ってた) 言葉で説明するとややこしくなりそうなので、ビデオを見てください。32秒あたりから使い方が見られます。 立ち上がることができても歩けない、歩けるけど不安定、足に荷重をかけられない患者に使われることが多いです。Sara Stedy自体が軽いので、デカい患者の移送も1人でできます。日本でだとこういう患者はナースが抱えて車いすに移乗させてました。私、それが本当に嫌いでね。腰が痛くなるし、患者と密着するのもすっごくイヤだし。 日本語でググっても出てくるので、日本の介護施設などでも使われているのかもしれませんが、私は見たことがありませんでした。 次に「これ、すごい!」と思ったのが、 Freestyle Libre Glucose Monitoring System 今のところ1型糖尿病患者に使われているのしか見たことがありませんが、2型患者も使っているのかな?ググると、他の国でも導入されているようです。 これは、腕に埋め込んである直径4センチくらいの白いボタンみたいなものに黒い機械をかざすと1秒ほどで血糖値が測れるという優れもの。初めて見たときは本当にすごい!と感激しましたね。これだと毎回指に針を刺して血糖値を測るストレスがないし、使用後の針などの処分もナシ。すごいよ、これ! た

半脱・豆乳難民!

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1年くらい前、私が豆乳難民であることをブログに書いたのですが。 豆乳難民 この後も豆乳を探す日々は続いていました。そしてスーパーだけでなく、アジアンスーパーやオーガニックフードを扱うお店などいくつか探してやっと!無加糖豆乳を見つけましたよ!10か月くらい前だけど! これ シティにある Liberty Market で発見したPureharvestの豆乳。成分は ウェブサイト よると Filtered Water Organic Whole Soya Beans (13%) Organic Sunflower Oil Sea Salt              むむ。無調整豆乳ではないのは承知だが、豆乳なのに大豆はたったの13%しか含まれていないって。飲んでみると、水っぽいというか薄い。コーヒーに入れると、コーヒーが薄まってる気がする。しかし、無加糖豆乳はこれしかないので良しとするしかない。(無調整豆乳にこだわるなら、自分で大豆を買ってきて豆乳を作ればよいが、私にはそこまでの労力はない。) 何回かLiberty Marketまでこの豆乳だけを買いにわざわざ行ってたのですが、普段行くNew Worldのオーガニックコーナーにも置いてあることがわかったので、今はそちらで買ってます。 しかし、私が本当に欲しいのは無調整豆乳。よってこの旅、まだ続く。

クライストチャーチの美味しいお店

NZに引っ越してきて早3年。最初の頃は郊外のRollestonに住んでたのであまりシティに出ることはなかったけれど、クライストチャーチに引っ越してきてからはいろいろなお店に行くようになりました。そこで、好きなお店もぼちぼち固まってきたので紹介を。 まずは、ピザ。私はそこまでピザが好きというわけではないけれど、夫が週に1度は食べたい!というので、それに付き合って食べています。今のところ、一番おいしいと思うピザ屋さんは Sal's Authentic New York Pizza  ここのピザはとにかくデカい。おそらく直径45センチくらいあるかと。そして、ピザ生地が薄い(私も夫も分厚いピザ生地は胃にたまるので好きではない)。お値段はそこそこしますが、ピザハットよりも断然美味しいです。私のお気に入りはマンハッタン。店舗はクライストチャーチだけでなく、NZのいろいろなところにあります。 ドーナッツ、というか元々はパン屋だけれど、お手頃で美味しいドーナッツが食べたかったら Panadero Filipino Bakery お店はチャーチコーナーの奥まった場所にあります。行くといつもフィリピーノだらけ!で賑わってます。フィリピンのパンは日本のように柔らかめ・甘めなので、日本のパンが食べたくなったらこちらを試すのもアリかと。ちなみにドーナッツは6個買うと1つ無料になりますよ! 私の好きな食べ物トップ5に飲茶が入ります。週1で食べてもいいくらい好き。香港での1人飲茶も経験済。そんな私が飲茶するのはAddingtonにある Maxines Palace Restaurant 香港や中国出身の友達もここが一番と言います(もとは彼らに連れていかれて知った)。細かいことを言えば、小籠包はスープが少ないし、スイーツもイマイチなんですが、今のところ私の腹と心を満たしてくれるということでお気に入りとなってます。 イギリス人にとってカレーといえば東南アジアのカレーよりも絶対にインドカレー。だからかは知らないけど、夫はカレーにはちょっとうるさいです。そんな夫も認める美味しいインドカレー屋さんは La Tandoor インドカレーは何件か試したけど、ここが一番美味しいです。Kiwi用にア

NZカジュアルプールナースの利点、欠点

CDHBの病院でカジュアルのプールナースとして働いて約1年になります。 振り返ってみると、慣れるまで本当に大変&辛かったりもしましたが、それを乗り越え、現在もシフトをもらって働くことができています。 ある程度の時間をカジュアルプールナースとして働いてみると、この働き方についていろいろ見えてきたので、今回は利点と欠点を挙げてみようと思います。 まずは利点から。 いろんな病棟、科で働ける これは一番の利点かと。特に自分の専門や好みがない、もしくはまだ決まっていないのならば、多くの科を経験して自分の適性を見つけることができると思います。 急な予定に対応できる 仮に事前にシフトが決まってたりすると、急に医者の予約だとか(シックリーブを使えばいいが)、明日どうしても行きたいパーティーがあるとなったとき(これもシックリーブを使えば・・・)にその都度、後ろめたさなしに対応できます。 給料がちょっと良い カジュアルですと、有給がない代わりに時給の8%が給料に加算されます。なので、病棟ナースと同じ時間働いたとしても、少しだけ給料が高くなります。 病棟のゴシップに振り回されない 基本、その日限りの仕事なので(連日同じ病棟に行くこともあるが)スタッフのゴシップは耳にするけど、それ以上関わることはありません。人間関係のしがらみが少ないです。 知り合いが増える いろいろな病棟に行くのでナースやホスピタルエイド(看護助手)と顔見知りになったり、プールナース同士で話すことも多いです。 そして欠点。 病棟ごとのやり方に戸惑う 記録の仕方、物の場所、申し送りの仕方、休憩時間、薬など病棟によって違うことが多いです。A病棟ではああしてたから、B病棟でも同じことしたら「何これ?」と言われることがあります。正直、とても面倒くさいです。薬は科ごとで結構違うので、知らない薬に当たったら与薬の前にいちいち調べなければなりません(パソコンでさくっとできるけど)。 予定を立てづらい 急な予定に対応しやすいけれど、シフトがいつ入るかわからないので先の予定が立てにくいです。明日、美容院に行きたいけどシフトが入るかわからないから困る、とか。シフトの連絡が来ても断ればいいだけの話だけど、その分給料が減ることを考えると躊躇する。 給料が安定しない

クライストチャーチの銃乱射事件

もう平和はどこにもないのかもしれない。 今日は、とても悲しい日でした。 私は午後勤務で、ちょうど全体の申し送りをしているときでした。申し送り中に受付のおばちゃんが来て事件があったことを教えてくれました。それを聞いたとき、あまりの衝撃に何言ってるのかすぐに理解できず。もちろん病院もすぐに完全閉鎖されました。 その後、病院が情報をアップデートしてくれたのを時々読みながら働いてたのですが、最後に見たアップデートでは14人の被害者がクライストチャーチ病院でオペ中とのことでした。 義父さんはハグリーパークの近くで働いているのですが、そこの敷地にガンマンが入ってきて、マシンガンを建物に向けて撃とうとしていたと。義父さんも黒づくめの恰好をした犯人の姿を窓から見たそうで、建物内にいた人たちは一斉にしゃがんだそうです。でも、すでに誰かが通報していたようで惨事にはならなかったと。 義父さんの同僚の1人がちょうどモスクにいて、そのお友達が亡くなったそう。同僚はどうにか職場に戻ってきたけど、かなり取り乱していたそうです。 オーストラリア出身の主犯と思われる人物と、他の犯人の計4人は当日に拘束されたそうです。(うち1人は釈放されたそう 3/16) 平和だと思っていたニュージーランドで、まさかこんなことが起こるなんて。ただ悲しいだけです。