加熱しすぎなイギリス人

1ヶ月に1回くらいですが、義父さんが思いたったかのように夕食を作ることがあります。凝ったものは作れないので、ラムやポークのロースト、シチューなどを塩、胡椒、ハーブで味付けするだけのシンプルな料理です。私はソースたっぷりの料理よりもこのようなシンプルな味付けの料理のほうが胃に優しく食べやすので好きです。

それと一緒に野菜を付け合せとして出してくれるのですが、だいたいがほうれん草、豆などを蒸すか茹でるかしたものです。これもまた塩、胡椒のみの味付けの非常に優しいお味でいいのですが、問題が1つあります。それは何かというと、どれもこれも火を通しすぎなことです!

ほうれん草は食感もないくらグデグデです。茹でているならまだしも、蒸しているのでエグミが残っています。豆は適当な大きさに切って少なくとも10分は茹でているので、食感も色も悪いです。食材を生かしてきれていない、むしろ台無しにしている、、これが初めてそれらを食べたときに思った正直な感想です。誰にも言ってませんが。

夫の料理も最初の頃はなんでも調理しすぎでした。野菜炒めなんて野菜の食感も美味しさの1つだと思うのですが、夫が作ると弱火で長時間炒めすぎ、さらに水分多すぎでソースの中で茹でたただのクタクタの野菜でした。お肉を焼くにしても弱火で時間をかけて焼くものだから、パサパサで硬いことが多かったです。私が何度も食材に合わせて強火と弱火を使い分け、適当な時間で調理することを言っても夫の機嫌が悪くなるのみでした。しかし、私に影響されてMy Kitchen RulesやMasterchefを見るようになって料理を学んだのか、最近は加熱しすぎることはほぼなくなりましたが。

加熱しすぎでも美味しいと感じるのなら仕方ない

義父さんだけがそうなのかと思いきや、義母さんが極たまに作る料理も加熱しすぎです。野菜や肉だけでなく、パスタや米までも。なので、きっと多くのイギリス人がなんでも加熱しすぎる傾向にあるのではないでしょうか。夫には言えても、義両親には「茹ですぎ、蒸しすぎ、焼きすぎだから!」とは言えないので、日本人の嫁は出されたものは黙って食べますがね。

まずいので有名なイギリス料理。もちろん美味しいものもあると思いますが、このように加熱しすぎで素材を生かしきれていなかったら、そう言われるのも無理はないように思います。

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