Mustang(裸足の季節)

日本にいるときは週に2本は映画を見ていた私です。しかし、オーストラリアに行ってからは時間がなかったりで観る回数は激減しました。夫がたまに「いい映画をみつけたから観よう!」と誘ってきますが、我々の好みが全く合わないので夫は楽しめても私はあまり楽しめないことがよくあります。

雨の本日、日本で昨日公開となった「裸足の季節」(原題:Mustang)というトルコの映画を観ました。私一人で。

上から時計回りに長女、四女、三女、五女、次女

ストーリーはソフィア・コッポラのThe Virgin Suicidesとかぶる箇所があります。ですが、この映画は宗教、というよりもトルコの田舎の風習が色濃く描かれていて、それに葛藤してもがく5姉妹を五女であるLaleの目線で話が進みます。

この映画で描かれている風習が実際に行われているとしたら、それは現代では屈辱、恥辱の他ならないと思います。宗教的な背景があるにしても、やはり受けれられません。この5姉妹は今時の我々が考える’普通’の女の子のように生活していましたが、古い土着文化や思考がそれを邪魔をします。そして彼女たちはそれが受け入れられず、逆らってもフラストレーションが溜まってやりきれなくなっていくのです。そして、唯一ハッピーになれるのは長女だけ。

この5姉妹の三女と四女は他の3人と比べてそこまでスポットを浴びていないように思ったのですが、三女の表情やしぐさが一番好きでした。それと特記したいのは、この5姉妹がみな美人というところです。陰鬱な表情を浮かべても美しいというのは正真正銘の美人だからだと思います。あどけなさが残る五女だって、それはそりゃもうべっぴんさんです。

久々に観たちょっと良い映画でした。ネットでも英語字幕ですが観れますので、興味のある方は検索してみてください。

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