クライストチャーチ郊外で極寒の天体観測

昨夜、夫、義父さんと一緒にクライストチャーチ郊外で行われている天体観測イベントに行ってきました。

イベント先に到着すると周囲は真っ暗。もちろん街灯なんぞありません。足元は星の明かりでかろうじて見えるくらいです。入口で$10を払って屋外の施設のようなところに行くと本格的な天体望遠鏡がドーム型の小屋の中にあるではないですか。このイベントはアマチュア団体が主催していたのですが、アマチュアでこんなすごい望遠鏡?と驚きました。

そして時間になり、おじさんが大まかな星の説明を始めました。そして木星、火星、土星、さそり座、Southern Crossなどをレーザーポインターを使って教えてくれました。それと、空の端から端までMilky Wayがはっきりと見えるではないですか!思えば私、日本にいたときMilky Wayを見たことがありません。それに旅行で行った青森や奥多摩の星空がすごくきれい!と当時は思いましたが、NZではそれと比べもにならないほど肉眼で星が見えることに驚きでした。

NZ国旗の右側の4つの星がSouthern Cross

Southern Crossは4つの星の色が微妙に違うとのことです。私も望遠鏡で見ましたが、色の違いを区別できませんでした。4つの星の左隣にNebulaがあり、別のおじさんがその説明もしてくれました。Nebulaとはガスや塵の集まりで、gravityが〜、reflectionが〜、ガスが〜、などNebulaについて説明してくれましたが、私の英語力では50%くらいしか理解できず。無念。そもそもNebulaを聞いたことはあるけれど、日本語がわかりません。家に帰って調べると「星雲」と。それすらよくわからないので仕方ないか。

天体望遠鏡は大きいのが2つ、小さいの2つありましたが、一番大きな望遠鏡からは土星を見ることができました。

望遠鏡から本当にこれが見えた

色は薄い水色でしたが、形や傾きは画像と一緒です。まるで写真のようだったので、こんなにハッキリと見えるものなのか!と驚きました。

他にもMilky Wayの一番明るい部分を別の大きな天体望遠鏡から見ました。Milky Wayはarmsがいくつかあって、我々が見ているのはそのうちの1つだそうです。一番明るい部分は、粉々のガラスを散りばめたようにキラキラしていました。天体望遠鏡の角度を変えてNebulaを見せてくれたのですが、私が望遠鏡を覗いているときに隕石?流星?のような物が左から右にすーっと流れていきました。それを見れただけでなんとなく得した気分です。

この時の気温は1℃。地面からの冷たさが身体に伝わって1時間も外にいたら足の指先の感覚がなくなるほどでしたが、美しい星空と英語での天文学レクチャーは楽しかったです。説明の途中に出てくる天文学や物理用語がよくわからず夫に何度も聞いてましたが。

家に帰ってから星空を見ましたが、さっきまで大きく見えていたMilky Wayは一部しか見えておらず、光が星空をいかに邪魔しているかをみんなで痛感しました。ものすごく暗いと思っているNZの我が家の周りでこれしか見えないのなら、東京でMilky Wayが見えなくて当然ですな。

星を見るといえばNZではテカポが有名ですが、おじさんたちによると別にテカポまで行かなくてもクライストチャーチ郊外に行けばで星は十分見えるし、しかもテカポと変わらないとのことです。

最後はガクガク震えた寒空の天体観測も悪くない。クリックお願いします!

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