念願のフルーツ、フィジョアを食す

フィジョア Feijoaというフルーツをご存知でしょうか。

私は何年か前にJamie Oliverがフィジョアが大好きだけどNZでしか食べられない、とぼやいている記事を読み、その存在を知りました。調べてみると日本でも栽培されているようですが、まだまだ知られていないフルーツだと思います。オーストラリアでも見かけたことがありませんでした。

以前から夫や義両親からフィジョアが美味しいということを聞いていたので、NZに引っ越してきてからフィジョアの季節をまだかまだかと待ち(ほんの2ヶ月ほど)、そしてとうとう!フィジョアが実る時期がやって来たのです!

先々週あたりからスーパーにも売られ始めましたが、義父さんが「絶対に誰かが庭になってるのをくれるから買う必要ない」とのことで、スーパーでフィジョアを見かけては通り過ぎること数回。そして先週、義母さんのお友達が庭になってるフィジョアをいくつか我が家に届けてくれました。待ってましたよ、フィジョア様!

そして半分に切って、いざ実食!

ぱかーん!

ええと、非常に説明しにくい食感と味です。中心に近い半透明の部分はややとろっとして微妙な酸味があります。そして皮に近い白っぽい部分は洋ナシ Pear の食感と味に近いです。写真のフィジョアは熟れていたのでそこまで酸味はありませんでしたが、ここまで熟れる前は全体が皮付近と同じに白く、程よい酸味があります。夫は「キウイフルーツと洋ナシを混ぜた味」と言いますが、私は「マスカットと洋ナシを混ぜて酸味をつけた味」というほうがしっくりきます。

幻と思っていたフルーツをやっと食べられたわけですが、正直そこまでの感動はありませんでした。描写がしにくい不思議フルーツのわりに他のフルーツに近い味がするからでしょうか。わかりません。でも、好きですよ、フィジョア。美味しいですよ、フィジョア。義母さんのお友達がまた持ってきてくれるというので、それを楽しみにしていますよ。

NZの家の庭にフィジョアの木があるのは珍しいことではないようです。我が家の義父さんも庭にフィジョアの木を植えたので、何年か後には家で収穫できるでしょう。おっと、そのときまで同居していればの話ですが。




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